こんにちは、在宅フリーランスのWEBデザイナーもちこです。
まずはバナーを作ろう!とCanva を開いてみたものの、何も進んでいない。
気づけば 1 時間経っていた…
そんな経験ありませんか?
Webデザイン初心者の頃の私はまさにそうでした。
色、フォント、配置…あれやこれや考えることばかり。
何もできず、もうやーめた!って放り出したくなることもありました。
でも、大丈夫です!
たった15分、作り方を知る前に3つのことを整理するだけで、バナー制作はスムーズに進むようになりますよ。
3つの整理するべき考え方
📍だれにとどけたいか?
📍何を一番つたえたいか?
📍どう行動してほしいか?
これがわかると、初心者でもスムーズにバナーを制作できるようになります。
この記事では、バナーを作り始める前に知っておきたい考え方をお伝えしていきます。
ではさっそく始めていきましょうね。
【初心者向け】バナーが整わない3つの理由|作り方の前に知るべき落とし穴

とりあえずテンプレを使って失敗していませんか?

Canva には大変便利なテンプレートがありますね。
よくやってしまうのが、テンプレートに写真と文字を差し替えただけのバナー。
これの問題点は、ただ置き換えただけのため、誰に、何を伝えるのか、ということを意識していないということが原因で、載せても響かない記事になってしまう。
テンプレートに画像と文字を入れただけで完成、にしたけど、テンプレはあくまで“型”。
中身を整理しないと内容が響かないものになってしまいます。
テンプレートに言葉をのせるときは、伝わるデザインになっているのか、確認してみてください。
装飾が多すぎて何を伝えたいのか分かりづらい

全体的に様々な装飾を施しすぎて、文章が伝わらないデザインになってしまうことがあります。
デザインをあれこれ盛りすぎて、結局「どこを見ればいいの?」ってなるバナー、作っちゃったことありませんか?
私も最初はそうでした。
背景にグラデーション、アイコンやフォントを3種使って…と盛りすぎて、
結局“何を伝えたいか分からない”とフィードバックをもらったことがあります。
主役がぼやけると、伝わるはずの内容まで薄れちゃうんですよね。
まずは伝えたいことが一番目立つようになることを意識し、要点を絞るようにすることが大事です。
色やフォントで手が止まり、配置まで進めない
ただ何となく、色を付けてみて、気づくと何色も使ってごちゃごちゃになっている。
配色の意図が決まっておらずただ何となく使ってみたいものをやたら使っていて、伝えたい内容が薄まってしまうことも…
バナー作りの順序を決めることで、作業効率がアップするだけではなく、ターゲットにより刺さりやすいバナーへと変わります。
使いたい色を絞り込むことで視覚に必要な人が気に留めるバナーが初心者でもできるようになります。
このような、手をとめてしまう原因は、制作する順番を考えずに進めてしまうから。
制作する前にやっときたいことを順序だてて進めることで、初心者でもバナーを作ることができるようになりますよ。
では、バナーを作る前にやっておくべきことを見ていきましょう。
バナー作成の前にやるべき!整うための“考え方”3ステップ

バナー制作で、手が止まる原因は「いきなり作り始めてしまう」ことにあります。
デザイン、色、フォント、配置…何から手を付けたらいいのか分からない。
だからこそ、作り始める前に「3つのこと」を整理しておくことで、デザイン制作がスムーズに進みます。
では見ていきますね。
①バナーの【目的】を決める
バナーは何のために作るのか?
この目的が曖昧だと、何を強調しなければいけないのか、がぼやけてしまいます。
まずは「誰に、どんな行動をしてもらいたいのか」という目的を明確にすることから始めるといいですよ。
そうすることで、伝えたいことが自然に絞られ、ターゲットに刺さるバナーに近づけます。
例えば、
📍新商品を知ってもらいたい
📍期間限定セールを知ってもらいたい
📍Instagramの投稿から予約につなげたい
このように目的が明確になると、バナーを作る要素のなかで、目的を分かりやすく伝えるビジュアルやコピーが何なのかを見つけられます。
これができることで、制作の方向性に迷いなくバナーを作り進めることができます。
②【どこに載せるか】を考える
作成するバナーがどこに掲載されるのかを把握しましょう。
同じバナーでも、使う場所によってデザインの意図が異なります。
📍Instagramのストーリーズなら、スマホで一瞬で読める内容にする
📍ブログの広告なら、写真で目を惹きつつ情報もわかりやすくする
掲載場所の特徴に合わせることで、「みられる」「伝わる」デザインに近づきます。
③【誰に届けたいか】をイメージする
誰がターゲットになるのかをできるだけリアルに想像しましょう。
これはペルソナと呼ばれるたった一人の商品が欲しいと思う人物像のことを言います。
このペルソナがリアルであればあるほど、本当に欲しい言葉が何なのかが想像できるようになります。
このペルソナを想像することが難しかったら、身近な人のことを思い浮かべてみてください。
たとえば
📍スキンケアに悩む女性
📍忙しくてサプリで健康を保ちたい40代女性
📍SNSでおしゃれをチェックする20代の学生
この誰に何を届けるのか、ということが絞り込めると、必要なビジュアルや文字が明確になりますよ。
まずCanva を開く前に、ほんの15分だけ、この3つについて考える時間をしっかり取ってみてくださいね。
配置や色の前に!バナーを整える順番のコツ【作り方がスムーズに】

バナー作りは「見た目」より「伝える設計」が先
バナーを作る時、初心者は「見た目を整える」ことにすぐ行きがちです。
でも、誰に何を伝えるのか、が明確でなければ、どんなにきれいなバナーでも届けたい人に伝わりません。
とにかくまずは
設計=考え方の整理
この考え方がすべての土台になります。
最初から色・フォントに頼らないから迷わない
初心者が最も時間が奪われるのは、色選び、フォント選びです。
この時、設計が済んでいれば使うべき色、フォントの選択肢を絞り込むことができます。
まずは白黒の状態で、レイアウトを組み全体を伝える順番に整えてから装飾しましょう。
そうすることで、伝えるべきことやレイアウトに集中できますよ。
整ったバナーは“考え方”で決まる|次は白黒配置へ進もう
いかがでしたか?
まずはバナーを制作するうえで、必要な設計=考え方の整理について紹介しました。
バナー制作の一歩として、これがしっかりできていればこの後の制作もスムーズに進んでいけるようになります。
「何から手を付けよう…」そう迷ったら、まずは、マウスを鉛筆に持ち替えてこの設計の手順をしっかり進めてからバナーを作り始めましょう。
次のブログでは、色をつける前に、
「白黒で配置」
について、ご紹介します。
最後までお付き合いありがとうございました。
もちこ
【関連記事】【初心者のバナー作り方】まずは白黒で“配置だけ”で整うレイアウト練習法