こんにちは、もちこです。
キャッチコピーに正解はないなんて言われたら不安になるかもしれません。
でも、正解がないってことは、あなたの言葉に“間違い”もないってこと。
テンプレに頼らず、自分の言葉で届けようとするからこそ、本当に伝わるコピーが生まれるんです。
「センスも経験もないし、やっぱり私には無理かも。」
そう感じて、バナーを作れず手が止まってしまっていませんか?
私もデザイン初心者の頃、クラウドワークスなどの案件に応募していたとき、まさにそうでした。
スクールでは、ターゲットも素材もキャッチコピーも全部そろっていて、
“あとはデザインするだけ”という状態でした。
でも実際に案件に応募しようとしたら…
という一文に衝撃を受けました。
「ライターじゃないのに…どうやって書けばいいの?」
正直、キャッチコピーが書けなければ、コンペでは勝てません。
でも、安心してください。
今はもう、「センス」や「ひらめき」に頼る時代ではないんです。
2025年の新常識は、キャッチコピーはAIと一緒に考えるのが当たり前。
AIにうまいコピーを作ってもらうのではなく、AIで情報を整理して言葉にする。
現代の武器を上手に活用すれば、ちゃんと伝わるコピーは、書けるようになります。
この記事では、
📍キャッチコピーを作るための基本的な考え方
📍言葉を引き出すための3ステップ
📍ChatGPTを使って“刺さる言葉”を引き出す方法
私は初心者からWebデザインを学んだフリーランスです。
オンラインで、Webデザインを学びライティングスキルのない状態から案件を獲得しました。
この記事では、コピーライティングの知識がないWebデザイさんが自信をもってキャッチコピーを書けるようになるためのヒントをお伝えします。
それでは進めていきたいと思います。
キャッチコピーは“順番”で考えると書けるようになる

いきなり「キャッチーな言葉を作ろう」と考えるのではなく、まずは3つの視点で順番に考えてみましょう。
誰に届けたいか(ターゲット)
→例えば「仕事終わりで疲れている女性」など具体的に
どんな気持ちのときに見るか(シーン)
→疲れた帰り道、SNSをなんとなく見ているとき
どんな言葉をかけてあげたいか(メッセージ)
→「今日もおつかれさま」「がんばってるね」など、やさしい声かけ
この3ステップで考えるだけで、自然と「届けたい言葉」が見えてきます。
ChatGPTに丸投げするのではなく、自分の中にある想いを“順番に整理する”だけで、伝わるコピーがつくれます。
いきなり言葉を考えるのではなく、まずは「誰に」「どんな気持ちで」「何を伝えたいか」を明確にしましょう。
伝えたいことを“順番に整理”することで、自然とコピーが見えてくるようになります。
センスや感覚ではなく、考える“手順”を知るだけでスルッと書けるようになる文章の書き方や伝え方は、練習や順番で身につくもの。
ちゃんと学べば、初心者でもバナーコピーは書けるようになります。
そもそもバナーのキャッチコピーとは?その目的と役割

バナーのキャッチコピーは、限られたスペースの中で「誰に・何を・なぜ」伝えるかを、一瞬で判断してもらうための言葉です。
目的は、「この情報は自分に関係がある」と思わせて、次のアクション(クリックや詳細ページへ誘導)につなげること。
特にバナーは、LPや広告へ導く最初の入り口となります。
そのため、どんなに魅力的なサービスや商品でも、バナーで目に留めてもらえなければ中身を見てもらうことはできません。
だからこそ、バナーのキャッチコピーには、以下のような役割が求められます。
📍スクロールの中で目をとめさせる(注意を引く)
📍これは自分のためのものだと感じさせる(関係性の提示)
📍もう少し知りたいと思わせる(次の行動を促す)
だから、伝える力は“言葉の取捨選択力”とも言えます。
初心者がつまずきやすいバナーキャッチコピー3つの壁

次はキャッチコピーを考えるときに初心者がよくやってしまうつまづきについてお伝え斐していきたいと思います。
① ターゲットが曖昧なまま書き始めてしまう
「誰に向けたバナーなのか」が明確でないと、伝えたい言葉もぼやけてしまいます。
例えは、「女性向け」だけでは広すぎて、“誰にも響かないコピー”になりがちです。
キャッチコピーもデザインと同じで、誰に届けたい言葉なのかを明確にすることからはじめましょう。
性別だけでなく、職業、ライフスタイルなど、その人の背景までイメージすることが大切です。
とはいえ、具体的なペルソナを考えることは難しいと感じかもしれません。
そんな時は、ChatGPTを活用するのもおすすめです。
解決策
ChatGPTに
「30代・働くママ・忙しい日常を送っている人、こんな感じのペルソナを考えて」などと、ざっくりとした要素を投げかけてみましょう。
すると、より明確なペルソナ像(悩み・生活シーン・感情)を提示してくれます。
「誰に向けたコピーなのか」をクリアにする手助けになります。
② 「おしゃれな言葉」を狙って空回り
キャッチーに見える言葉=伝わる言葉だと思っていませんか?
おしゃれな響きや雰囲気のある言葉を優先すると、意味があいまいで伝わりにくいコピーになってしまうことがあります。
例えば、「あなたらしい、美しさ」
一見きれいな言葉ですが、「何が?」「誰が?」「どうしてそう思えるのか?」と具体性がないため、読み手の心に届きません。
キャッチコピーの目的は、読んだ人に、これ、わたしのことだ!って思ってもらうこと。
だからこそ、届けたい相手の悩みや気持ちにしっかり寄り添った言葉選びが大切です。
解決策
ChatGPTに
「40代女性、仕事も家庭もがんばっている人に向けて、少し肩の力が抜けるようなコピーを作ってください。」
などと、 ChatGPTに「◯代・悩み・シーン」など具体的な状況を伝える。
また、
「その人の心に届くような、自然であたたかいトーンのコピーを出してください」と依頼してみましょう。
③ ChatGPTに聞いても、しっくりこない
ChatGPTにキャッチコピーをお願いしたけど、なんかピンとこない…そんな経験ありませんか?
AIの力を借りることは良いと思うのですが、自分がほしい答えが得られないのは、情報整理がまだ足りていないからかもしれません。
ChatGPTは優秀ですが、「何をどう伝えたいのか」の前提があいまいだと、欲しい言葉にはたどり着けません。
解決策
AIを使う前に、次の3点を整理してみましょう。
①誰に(年代・悩み・状況)
②どんな気持ちで(シーン)
③どんな言葉をかけたいか(共感・背中を押す)
この3点を明確にしてからChatGPTに聞くと、驚くほど自分らしい言葉が返ってくるようになりますよ。
バナーキャッチコピーが書けるようになる!AIと考える3ステップ実践法

ではいよいよ実際にキャッチコピーを作るためのステップを、ChatGPTの活用も交えて具体的にご紹介していきます。
STEP1|「誰に向けて書くか」を決める
ターゲットが明確でないとコピーはぼんやりとしてしまいます。
クラウドワークスなどのコンペ案件では、ジャンル、商品、年代、ニーズなどのコンセプトやターゲットがあらかじめ設定されていることが多いです。
とはいえ、「30代女性」などの広いくくりではあいまいすぎて、響く言葉にはなりにくいのが現実です。
そこで必要になるのが、「具体的なペルソナ」をイメージすること。
ChatGPTを活用すれば、「どんな人がそのターゲットに該当するのか」「どんな生活をしているのか」「どんな悩みを抱えているのか」といった詳細な人物像を手軽に想定することができます。
コンペで使えるコピーを考える第一歩として、まずはペルソナを明確にしましょう。
ChatGPTでターゲットを具体化するためのプロンプト
「30代女性向けのスキンケア商品のバナーを作りたいです。どんな悩みや生活シーンを想定すればよいですか? それをもとに、具体的なペルソナ像を考えてください。」
→ 出力例(ChatGPT): 「仕事と家事に追われる中で肌ケアを後回しにしがち。夜寝る前にSNSでリラックスしながら見るシーンが想定されます。」
STEP2|「どんな気持ちのときに見るか」を想像する
STEP1で考えたペルソナ像をもとに、その人が「どんな気持ちのときにこのバナーを見るか」を想像していきます。
バナーを見た人の感情やタイミングを想定するには、STEP1で考えたペルソナの“リテラシー(情報理解度や商品認知レベル)”が鍵になります。
つまり、見ている人が「どれだけ商品について知っていて、どんな段階にいるか」によって、届けたい情報もコピーの切り口も変わってきます。
商品の認知レベル
①既に使っている人なのか(共感・習慣化)
→日常使いへの共感や満足感の再確認
②興味があるけど未購入なのか(安心感・期待)
→お試しのしやすさや、期待感を刺激する言葉
③存在を知らない人なのか(インパクト・疑問喚起)
→目を引く言葉や「自分に関係あるかも」と思わせる問いかけ
このように「リテラシーの段階」を意識することで、訴求すべき情報(価格・機能性・特典・権威付けなど)や、響く言葉のトーンが明確になります。
リテラシーごとChatGPTに聞くべき質問例
- 顕在層(既に使っている)
→「30代女性で既に商品を使っている人が、どんなときに『これやっぱり好き』と感じるか教えてください。
-
準顕在層(興味はあるが未購入)
→「30代女性、興味はあるけどまだ買っていない人が、どんな気持ちのときに“試してみようかな”と思いやすいか教えてください。」 -
潜在層(まだ知らない人)
→「30代女性で、まだこの商品を知らない人に向けて、どんな気持ちやタイミングでこのバナーを見ると心に残るか教えてください。」
その人は日常でどんな気持ちになりやすいのか?どんなタイミングでスマホを見ているのか?
生活背景や情報接触の習慣を想像できるほど、自然と刺さるシーンが見えてきます。
この商品はわたしのことだ!と思ってもらえる状況を想定することで、ターゲットをどんな未来に連れていけるのかを想定することができます。
STEP3|「どんな言葉をかけてあげたいか」を考える
いよいよ、商品説明ではなく、“共感”や“背中を押す”言葉を考えていくステップです。
STEP2で想像した「気持ちのシーン」に合わせて、ChatGPTで心に届く表現を整えていきましょう。
このとき、訴求したい項目(価格、期間限定、効果など)や伝え方の型を意識してプロンプトを入れると、より狙ったコピーが引き出せます。
例えば、
【課題提示型】「こんなお悩みありませんか?」→「〇〇で解決」
【ベネフィット強調型】「〇〇できるあなたに」
【限定・煽り型】「〇〇限定」「今だけ」
こういった型をChatGPTに「これを使って」などと伝えることで、目的に合った言葉の切り口が提案されやすくなります。
ChatGPTで心に届く表現を調整してもらうためのプロンプト
例: 「30代女性向け、疲れた夜に“ほっとする”ような一言キャッチコピーを作ってください。やさしいトーンでお願いします。」
→ 出力例(ChatGPT):
「今日もよくがんばったね。そんなあなたに、ひとさじのうるおいを。」
商品説明ではなく、「今の気持ちに寄り添うひとこと」を届けることで、クリックや興味喚起につながります。
ChatGPTでSTEP1~3を通してできたコピーのBefore→Afterがこちら
Before: 忙しいママにもぴったり
After: 「5分だけ、自分をいたわる時間を。」
ただ説明するのではなく、気持ちを代弁するような言葉を選ぶだけで、グッと共感されやすくなります
お疲れさまでした、これでキャッチコピーはChatGPTと一緒に作ることができると思います。
最後に補足

ここまで読んで、「結局、全部ChatGPTに頼ってばかりで、自分のコピー力は育たないんじゃないの?」 と思った方もいるかもしれません。
しかし、ここで大事なことは、
「どんな言葉が、どんな人に響くか?」を自分で判断し、取捨選択する力。
ChatGPTはその“選択肢を広げてくれる存在”です。
そこから「この言葉のほうがいいかも」「もう少し自分の言葉に近づけたい」とアレンジすることで、コピーを考える力が確実に伸びていきます。
AIを使うことは、考える材料を増やすことです。
自分の視点で言葉を選ぶ、という基本姿勢は忘れずに活用してみてくださいね。
このキャッチコピーを活かしてぜひ案件を勝ち取ってください!!
応援しております。
もちこ