こんにちは、高校1年生の息子と中学1年生の娘を持つもちこです。
この春それぞれ高校進学、中学進学をしたわが子たちですが、息子の高校受験を通して、改めて内申制度の厳しさを痛感しました。
努力しても報われないことがある…そんな現実を目の当たりにし、娘には、制度に縛られない選択できる未来を用意しました。
この記事では、兄妹で異なる進路を決めた我が家の経験から、
子どもに合った進路の考え方や、中学受験と高校受験の違いについてお伝えします。
中学に入って、公立中学の内申って何?こんなに苦労するんだ…高校受験するには、どう過ごしたらいいのだろう…
などと、私が子供の受験を前に知っておいたら良かった…と後悔したことをお伝えします。
同じように悩むご家庭のヒントになれば嬉しいです。
息子の体験から見えた「制度の壁」
息子は、公立中学に通い、地元の進学校を目指していました。
ですが、その中で見えてきたのが内申点の壁。
内申点は、5段階評価で、学校ごとに3.2~3.5になるように調整されていると言われています。
この学校ごとの差がとても微妙で、息子の学校は厳しめの設定をされているため、評価が上がりづらい学校。
技能教科は特に厳しく、体育や音楽では簡単に2がつくお子さんもいたようです。
息子は合唱コンクールでピアノ伴奏を担当したにも関わらず音楽の評価は3。
さらに、進学校の一部では、たとえ5教科で400点以上を取っていても、内申点が評定34未満だと合格できないというケースもあり。
内申点を決して軽視できないため、息子は受験で苦戦を余儀なくされました。
息子にとって中学の成績は内申点との戦い、先生の評価を気にする苦しさがありました。
高校受験で内申書に含まれる内容
項目 | 内容 |
---|---|
学習の記録 | 3年の9教科の評定(45点満点) |
特別活動の記録 | 委員会、生徒会、係活動、クラブ活動 |
行動の記録 | 授業態度や生活面(積極性、協調性など) |
総合所見 | 担任の先生によるコメント(その生徒と人となり) |
その他の記録 | 検定(英検・漢検など)、受賞歴、生徒会役員など |
※これらは学校ごとに評価される内容が少しずつ変わる
制度と性格のミスマッチ|娘に同じ道は歩ませられない
娘は兄とは性格が違います。
空気を読むのが苦手、体育が得意ではない、人間関係もマイペースなタイプ。
息子のように先生の顔色を見ながら評価を取る生活が、娘にはストレスになると感じました。
更に、評定に2がつくと入れない進学校も存在します。
娘が高校受験を迎えるとき、たとえ勉強ができても、評定で道が閉ざされる可能性がある…
そう考えた時、娘と学ぶ環境選びをする決意をしました。
私立中学を選んだ理由|“がんばる子を応援する校風”
娘が進学した私立中学は、
・頑張る子をしっかり応援する風土
・一定の学力を満たせば合格可能
・高校3年までの学習を中学5(高2)までに終え、受験に集中できる
・縦の繋がりが強く、先輩たちもとても優しい
つまり、点数以外で評価されすぎない
「自分のペースでがんばれる環境」です。
費用の心配もありましたが、高校・大学の学費を見越して、家計の見直しと同時に私は在宅で働く選択をしました。
webデザインやマーケティングを学びながら、少しずつ在宅で収入を得ることで、娘の進路を応援しています。
高校受験と中学受験|違いと向き合い方
高校受験は「学校生活をがんばる力」が求められます。
・提出物
・授業態度
・技能教科の影響
=内申点が未来を左右する
中学受験は「早くからの勉強の大変さ」があります。
その代わりに「性格に合う学校」「制度に縛られない進路」が選べる
どちらが良い悪いではなく、どちらがその子に合うかが一番大事だと、言えます。
おわりに|読者のあなたへ
この記事では、「制度に合わせて頑張った子」と「制度に合う環境を選んだ子」、それぞれの道を見てきた母の体験記です。
高校受験を控えるお子様には、
まず学校の生活を丁寧に、内申を意識して過ごしてほしい。
そしてもし、お子さんがその制度に合わないタイプだと感じるなら、少しだけ”環境を変える”という選択肢も知っていただければと思います。
お子さんが「自分らしく」がんばれる道を、親として一緒に探していきましょうね。
私も子を持つ親として子供の未来を応援したいと思っております。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
もちこ